『チェンソーマン』第82話ネタバレ感想|扉の先にあったデンジの記憶

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週刊少年ジャンプ連載『チェンソーマン』第82話のネタバレと感想・考察を書きました。

前回・第81話についてはこちらから。

ここから『チェンソーマン』第82話のネタバレになります。あらかじめご了承ください。

『チェンソーマン』第82話のネタバレ

『チェンソーマン』第82話、

「朝食はしっかり」のネタバレです。

笑い泣くマキマ

殺害したパワーの死体を放置したままドアを閉め、再びデンジと部屋に戻るマキマ。

「お茶が冷めちゃったね」

「また入れなおそうか」

何事もなかったかのように平然と振る舞うマキマに対し、デンジはまだ呆然としていました。

現実を直視できないためか、自分のキャパを超えた出来事に頭が追いつかないためか、思わず「夢?」とつぶやくデンジ。

「マキマさ・・マキマさん」

「これユメ?」

マキマがパワーを殺しているにも関わらず、そのマキマに「夢だよ」という一言を求めてしまいます。

そんなデンジを見て、なぜかデンジの体に顔を伏せてしまうマキマ。

「え?あれ?どうしたんですか?」

デンジが不安、戸惑いの表情を浮かべると、マキマに異変が。

「くくくくく・・」

「っぷ!」

何がおかしかったのか、吹き出して笑い泣くのでした。

ポチタとの契約の破棄

「はあ~あ」

「笑った笑った・・!」

大笑いをしたマキマは、デンジのTシャツを脱がせると、再びデンジのひざ枕に横たわります。

恐ろしい面を見せるマキマに、どこか怯えるように従うデンジ。

「キミが普通の生活をするかわりにポチタはキミに心臓をあげる・・」

「キミがポチタとしたのは約束じゃなくて契約だったんだよ」

何の脈絡もなく突然ポチタとデンジの話を始めるマキマ。

驚いたことに、第1話でのポチタとのやり取りを見ていたかのように話すマキマ。

「私は考えたんだ」

「どうすればその契約を破棄する事ができるかって」

そして、マキマはデンジに対する恐るべき事実を明らかにするのでした。

「どうすればデンジ君が普通の生活ができなくなるくらい」

「一生立ち直れないくらい傷ついてくれるかって」

ポチタとの契約を破棄させるため、デンジを普通の生活すら送れない精神状態にしようと考えたマキマ。

「だからまず最初にデンジ君をうんと幸せにする事にしたの」

極貧生活を送っていたデンジには、強烈なショックが必要だったのです。

「仕事を用意してお金をあげて」

「おいしいものをたくさん食べさせて」

「デンジ君と仲良くなってくれそうな家族も用意した」

マキマが明かした幸せは、デンジに今まで与えた全てでした。

金や食事だけでなく、共に生活をしていたアキやパワーすらも。

「そういう幸せをデンジ君の普通にして」

「それから全部壊すの」

現在の幸せが普通になったと判断し、デンジの幸せ全てを壊すフェーズに移行するのでした。

デンジが隠してしまった罪

「これからデンジ君が体験する幸せとか普通とかはね」

「全部私が作るし全部私が壊しちゃうんだ」

たった今、デンジの幸せを壊したマキマが意味深なことを言い出します。

「悲しみを乗り越えて友達を作ってもすぐ私が殺す」

「結婚して家庭を持っても奥さんと子供は長生きさせない」

再び同じような悲劇を起こそうと予告するマキマ。

常軌を逸したマキマの発言に、「どうしてそんな・・」とデンジがもらします。

「罪を償う時がきたんだよ」

またしても唐突なことを口するマキマ。

何を言っているのか思い当たらない様子のデンジ。

「私・・キミの昔の事を調べたんだ」

「子供の脳って凄いよね」

「嫌な記憶を扉の向こうに隠しておく事ができちゃうんだから」

デンジが隠した扉とは、ポチタの声がした扉で、ポチタが「開けちゃダメ」と言っていた真の理由が明らかになります。

「生きる為に扉の奥に隠したんだよね?」

「そうじゃないと普通の生活ができなくなっちゃうから」

「デンジ君のお父さん 自殺したんじゃなくてキミが殺したんでしょ?」

その言葉に反応したためか、デンジの扉が開き、扉の先にはデンジが殺したとされる父親の死体が横たわっているのでした。

デンジの精神にとどめを刺すマキマ

隠されていた記憶を目の当たりにするデンジ。

「酔った父親に殺されそうになって仕方なく殺したんだよね」

「でも周りの大人はそれじゃあ借金が返ってくるワケじゃないから自殺にしてくれた」

呆然とする幼いデンジの前に、どこからともなく現れたマキマが話しかけます。

「やっと扉を開けられた・・」

「パワーちゃんを殺すのを手伝って早川君も助けられたかもしれないのに殺して」

「それで自分の父親も殺して」

「そんな人間が普通の生活なんて望んでいいはずがないよね?」

ポチタとの契約を破棄させるため、畳みかけるようにデンジの精神を追い詰めるマキマ。

「うん」

全てを理解したからか、マキマに支配されてしまったからなのか、マキマが望む一言を発するデンジ。

そして、マキマの自宅では、絶望してうなだれるデンジと、いつも通りの食事をするマキマがいるのでした。

第83話に続きます。

『チェンソーマン』第82話の感想・考察

マキマがデンジに絶望を与えた理由が明らかになった今回、マキマというキャラクターが生き生きとしていましたね。

デンジと同じく第1話から登場しているマキマですが、ここまで自らのことを語ったのは初ではないでしょうか。

今回の話が本当であるならば、マキマはデンジとポチタとの生活を把握していた可能性が浮上します。

マキマなら何でもアリな感じがありますから、彼らの動向を監視していたとしても驚きませんね。

でも、それならもっと早くに回収なりできた気もしますが、実際は悪魔になったデンジを見たときにわかったのかなと。

今回の発言で、マキマには相手の記憶を読む力があると考えられるため、デンジをハグしたときに悪魔になった経緯が見えたのではないでしょうか。

そこからポチタとの契約を破棄させる方法を考えたのはいいとして、最終的にマキマは何をしたいのかなと思ってしまうんですよね。

ポチタとの契約を破棄させるとは言っていますが、自分の力にしたいという感じは伝わってきませんでしたし、どう思っているのか気になるところ。

マキマの思惑通り、デンジは相当傷ついたとして、すぐにポチタとの契約が破棄されるとは思えません。

なぜかといえば、タイトル『チャンソーマン』ですから、デンジが悪魔になれなかったら物語はどうなってしまうの?となってしまいますよね。

ポチタが何らかの反応を示したり、デンジの体に異変が起きる展開は十分あり得ると思います。

また、デンジがどこまでマキマに支配されてしまったのかも気になりますね。

今はマキマ優位の流れですけど、このまま全てが思惑通りに運ぶかと言われたら、誰もが驚くような展開が出てくるというか、出てきてほしいと期待したいです。

マキマはデンジのことについて長々と語ってくれていましたが、罪を償うとか、普通に生活していいのと言っていたのには疑問が残りました。

父親の件は正当防衛でしょうし、アキやパワーに関してはデンジに重大な落ち度があったとは思えませんから、マキマの主張は無理があるのかなと。

無理に納得したとして、めちゃくちゃなことをしているマキマに言われる筋合いはないですよね。

死んだ人たちの身内とかならまだわかりますが、マキマが引き合いに出していい話ではないと思います。

デンジを追い詰めるためだとしても、あのマキマにしては強引なとどめの刺し方をした気がしてまりません。

全てデンジに負い目があるとわかっていたからこその判断なんでしょうけど、マキマにだけは言われたくないです。

マキマはここから何をするのでしょうか、またとんでもないことを始めてしまう気もしますが、とんでもないところが『チャンソーマン』らしさでもありますから、読者を驚かせてくれる行動をしてほしいかなと思います。

そして、デンジには元のブッ飛んでいた自分を取り戻して、開き直って暴れてほしいですね。

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