『チェンソーマン』にて、世界中のデビルハンターから復讐したいと思われている銃の悪魔。
およそ5分間という短い時間で、120万人弱の命を奪っています。
最強の悪魔と言われるのも頷けてしまいますが、そんな銃の悪魔に心臓を狙われるチェンソーの悪魔の方が強かったかもしれません。
主人公のなる悪魔ですし、なんたって作品名が『チェンソーマン』ですからね。
チェンソーの悪魔が最強だったのか考察していきます。
チェンソーの悪魔を知っている悪魔・魔人
現在のデンジではなく、かつてのチェンソーの悪魔を知っている悪魔・魔人の発言に注目してみましょう。
永遠の悪魔
過去にチェンソーの悪魔と戦ったと思われる悪魔で、こんな発言をしています。
「昔よりずっと弱くなってる!!」(第18話)
永遠の悪魔の発言からわかることは、
・過去にチェンソーの悪魔がいた
・かつては相当強かった
という過去のチェンソーの悪魔について。
しかし、強い悪魔だったのならば、戦った永遠の悪魔が生きているのが気になります。
永遠の悪魔は、結界のようなものの中にデンジたちを閉じ込めたり、本体以外でも攻撃できる力を持っていました。
ザコレベルの悪魔ではないと思いますが、チェンソーの悪魔になって日が浅いデンジに殺されているところから、そこまで強いとも言えそうにありません。
となると、過去のチェンソーの悪魔が倒せなかったのが謎となってしまいます。
永遠の悪魔が弱いから放置しただけなのか、なんとか逃げ切ったのか。
いずれにしても、永遠の悪魔が生きていたことには変わりませんので、チェンソーの悪魔が最強と言えるか微妙だと考えられます。
サメの魔人・ビーム
特異4課の人外隊員たちが集合した、第34話から登場しているサメの魔人・ビーム。
本来は凶暴な魔人のようですが、デンジに対しては「チェンソー様」と言い、崇拝しているような節があります。
そんなデンジと初めて会ったとき、こんなことを興奮気味に言いました。
「チェンソー様!最強!最高!」(第39話)
チェンソー様とは、デンジの中にあるチェンソーの悪魔に対して言っていると思われます。
パワーのように戦いを共にしているわけでもなく、面識もない相手に向ける発言ではありませんよね。
親しげに抱きつこうとするビームの様子から、チェンソーの悪魔の部下や子分だったかもしれないと考えられます。
実際の関係はわかりませんが、少なくとも近くで戦いを見ていた証拠となる発言が。
「チェンソー様・・足超速い」
「でも移動するとき足だけじゃない・・!」
「チェンソーのチェーン使って移動してた・・!」
第49話にて、天使の悪魔からチェンソーの悪魔について知っていることを話すよう迫られたときです。
ここで言う「知っていること」は、過去にビームが見たチェンソーの悪魔についての情報なので、移動の仕方がわかるぐらい近くにいられる存在だったと言えるのではないでしょうか。
敵として対峙した永遠の悪魔よりも、より詳しい情報を持っていてもおかしくありませんし、最強と言うだけの戦いを目に焼き付けてきたかもしれません。
なので、盛りまくって最強などと言う必要がなく、ビーム自身もそんなことを言いたいと思わないでしょう。
とはいえ、具体的に何が最強と説明していませんし、マキマに口止めされている可能性があります。
ビームが明かした秘密といえば、レゼが銃の悪魔の仲間という事実。
つまり、ビームは銃の悪魔の力を知っていて、その強さも踏まえた上で、チェンソーの悪魔を最強と言ったのではないかと。
そうだとしたら、かつて両者が戦った可能性があり、レゼが姿を変える爆弾の悪魔とも出会っていたと考えられます。
銃の悪魔も爆弾の悪魔も生きていますが、チェンソーの悪魔が取るに足らない存在ならば、心臓を狙う必要などありませんから、チェンソーの悪魔が強いと認めているようなものです。
しかし、強い悪魔だったと推測できても判断材料が少ないため、最強と決定付けるのは難しいと思われます。