『チェンソーマン』第71話ネタバレ感想|バカになることを学んだデンジ

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週刊少年ジャンプ連載『チェンソーマン』第71話のネタバレと感想・考察を書きました。

前回・第70話についてはこちらから。

ここから『チェンソーマン』第71話のネタバレになります。あらかじめご了承ください。

『チェンソーマン』第71話のネタバレ

『チェンソーマン』第71話、

「お風呂」のネタバレです。

日常が戻る早川家

サンタら刺客たちとの戦いが終わり、早川家での日常が戻ります。

しかし、パワーは闇の悪魔と遭遇した恐怖におびえているせいか、デンジの体に伏せながら寝ていました。

「パワーの夜中もヤツずっと叫んでて眠れなかったぜ・・」

すでに起床し、朝食の準備をしていたアキにぼやくデンジ。

アキは怯えたりしていませんが、闇の悪魔に切断された両腕のうち、左腕は元に戻らないままになっていました。

「片腕だけでもくっついてよかったな」

「メシが作れるからよ」

ぶっきらぼうな言い方ですが、デンジなりにアキを励まします。

「良かった事はそれだけだ」

「天使は腕が一本もつかなかったし・・暴力とサメは死んだ」

「コベニは退職届を出した」

「パワーもずっと闇の悪魔に恐がるようになっちまった」

淡々と騒動で失ったものを語るアキ。

闇の悪魔を異様に恐れるパワー

「ぎゃああああ!!」

何事かと思うほどの悲鳴を上げるパワー。

「おいパワー パワー落ち着けよ」

「口の中に何かおる!何かおるんじゃああ!!」

泣きわめくパワーに馬乗りになるデンジ。

パワーを落ち着かせようとなだめようとしますが、闇の悪魔に対する恐怖はどうしようもないのでした。

デンジがパワーの口を覗いても、何かが潜んでいる様子は確認できません。

「闇の悪魔がワシを見ておる・・」

「ワシをずっとずっと・・地獄に帰るまで見ておるんじゃああ・・」

口の中に何もいないとデンジに言われますが、恐怖にさいなまれているパワーは全く安心できず、ひたすら怯えます。

「ふ~ん じゃあメシ食おうぜ」

闇の悪魔を恐れるパワーの心理を理解できないからこそ、あくまで普通に接するデンジ。

なんとか食事をするパワーでしたが、「毒」と言って野菜だけ吐き出すところは相変わらずでした。

マキマとの旅行に行かなかったデンジ

「マキマさんは強いな」

「こんな事の後でも旅行には行くらしい」

デンジたちと食卓を囲むアキが話し始めました。

アキの言葉に思うところがあるのか、穏やかではない表情になるデンジ。

そして、マキマとのやり取りが脳裏をよぎるのでした。

騒動後、マキマと食事するデンジ。

この時、アキはまだ入院していました。

「デンジ君 」

旅行・・二人だけでも行っちゃおうか?」

デンジの口元についた食べカスを自分の口に入れるマキマ。

思わず赤面するデンジを二人っきりの旅行に誘います。

「超行きます!!」

興奮するデンジの反応に満足気なマキマ。

しかし、デンジが意外なことを言い出します。

「あ・・・でもそうだ」

「パワーが今・・家で一人じゃヤバい感じになっちゃってて・・」

「俺がいないとダメな感じで・・」

デンジが思い出したのは、闇の悪魔におびえるパワーでした。

マキマとの旅行には行きたいデンジですが、仲間としての情もわいてきたパワーを放ってはおけない様子。

「公安の施設に預ければいいよ」

さも当然のように即答し、迷うデンジに怪しく微笑むマキマ。

「・・で なんでお前はマキマさんと行かなかったんだ?」

てっきりマキマと行くと思っていたアキがデンジにたずねます。

「なんでだ・・?知らねえ」

デンジは本音を言いたくないのか、特に理由もないように装うのでした。

デンジに甘えるパワー

朝食後も闇の悪魔に怯え続けるパワー。

「玄関に闇の悪魔いるか見てきて・・」

「トイレ恐いからまっててえ・・」

行動する度にデンジに助けを求めます。

少なからず面倒に感じながらも、パワーに付き添ってあげるのでした。

「恐いから一緒にお風呂入ってえ・・」

思わず「え?」と思春期男として反応してしまうデンジ。

浴室でも闇の悪魔がいると言い続けるパワーを、デンジは淡々とシャワーで洗います。

裸の女性と一緒にもかかわらず、全く興奮している様子のないデンジ。

「なんでだろう不思議だ全然エッチな感じしねえ」

「はあ~!マキマさんと旅行したかったなあああ!!」

デンジが興奮しっぱなしのマキマとの旅行を蹴ってしまったことを本気で公開するのでした。

パワーのお詫び

アキとは3時間毎に交代し、パワーが暴れたらアキを呼ぶように言われます。

「デンジィイイイ」

「ワシを・・ワシを・・嫌いにならんでくれええ・・」

布団に入ると、急にしおらしくなるパワー。

自分のせいで、旅行を断ったデンジに負い目を感じていたのです。

「まず俺を盗んだ車でひき殺したのを謝れよ」

すかさず、コベニの車でパワーにひかれた件の謝罪を求めるデンジ。

「んんわかった お詫びじゃ・・特別にワシの血を飲んでもよいぞ・・」

自分がひき殺したことをごまかすパワーでしたが、本当に嫌われてしまうと思ったのか、パワーなりのお詫びをしようとするのでした。

そんなパワーなりの誠意をデンジは「いらねえ」と、パワーに「NO」を突きつけます。

「じゃあワシの事嫌いになるんじゃああ!!」

「どうしてそうなるんだよ!」

あっさりと断わられ、泣きわめくパワー。

困惑しながらツッコむデンジでしたが、飲むしか収まりようがないと判断し、無理矢理喜んでみせます。

「知らなくていい」を選択したデンジ

「じゃあ・・」

「はい肩」

自分の血を飲ませるため、肩をはだけて促すパワー。

普段のデンジなら興奮しそうな場面ですが、そんな様子もなくパワーに覆いかぶさり、血を飲み始めます。

そして、この違和感の答えを考えるデンジ。

<ポチタ・・エッチな事は相手を知れば知るほど気持ちよくなるってマキマさんが言ってた

<でも・・パワーの事はすごく知っているのに何か・・全然エッチな感じはしないんだ

なぜ、知っているのにパワーでは気持ちが高ぶらないのか。

<多分なんでもかんでも知りゃあいいってもんじゃねえんだ

生活を共にしているパワーをよく知るわけですが、知り過ぎたがゆえに失ってしまうものがあると気付くデンジ。

<今回俺の事を殺しに来たヤツらも事情を知ってどんな人間かわかってきたら死んだ時にヤな気持ちになっちまってたんだろうな>

<知らなくちゃいけねえ部分と馬鹿になった方がいい部分があるんだ>

デンジの思考は自分を殺しに来た刺客たちに及び、クァンシから言われた「バカになれ」の重要性に気付きます。

そのまま眠りにつくと、夢に何度も出てきていたポチタがいる扉の前に。

「ドアの向こうに何があるかなんて・・」

「知らなくていーや・・」

ポチタのことが気になっていたデンジでしたが、「知らなくていい」という馬鹿になっておく選択を下すのでした。

第72話に続きます。

『チェンソーマン』第71話感想・考察

刺客との戦いが終わり、早川家の変化について描かれた今回。

片腕しか元に戻らないアキ、死んでしまったビームと暴力の魔人、退職届を出したコベニ、両腕ともダメになった天使の悪魔。

そして、戦いが終わっても闇の悪魔に怯え続けるパワー。

地獄に送られた面々で、以前と変わらずピンピンしているのはデンジだけなんですよね。

ただ、外見的なことだけで言えば、パワーもアキや天使と同じく両腕を切断されましたが、両腕とも元に戻っていました。

元に戻ったパワーと天使とでは何が違うのでしょうか。

パワーが主要キャラであり、人気のあるキャラという理由だけでない特別な何かがあるのかもしれませんね。

同時に公安もしくはマキマの知り合いに腕をくっつけられる人物がいると思われます。

以前、マキマは「公安には目を元通りにできる人がいる」と言っていましたから、治療系の悪魔と契約している人物がいてもおかしくなさそうです。

アキは片腕のみとなってしまいましたが、運悪くそうなったのか気になるんですよね。

腕の治療に公安が関与しているはずなので、マキマがあえてそうさせたとは考えられないでしょうか。

デビルハンターの戦力を削いで何の意味があるのかと思ってしまうところですが、アキを悪魔化させるための準備なのかもしれません。

もちろん、公安には多くのデビルハンターが在籍していますし、アキより強力な者も少なくないと思います。

しかし、マキマが信用できる人間はどのくらいいるのでしょうか。

なおかつ、デンジやパワーのお目付もできる人物となると、アキしかいないはずです。

悪魔化が可能となれば、強力な監視役と戦力を兼ね備えられるようになります。

マキマにとっては都合よすぎるほどの手駒。

信用できない人間を悪魔化させてしまえば、リスクしかありませんが、アキならリスクは低いかなと。

少し考えすぎでしょうか、マキマなら有り得なくはないと思ってしまいます。

そんなマキマとの旅行を諦めたデンジ。

刺客との戦いだって旅行がモチベーションでしたからね。

なぜデンジは一緒に行かなかったのでしょうか。

・パワーを放っておけない
・マキマに何かを感じた

主な理由は上記2点だと思います。

まず、パワーを放っておけない気持ちは本当で、どうでもよかったらマキマの話に乗っかって、パワーを施設に預けたはず。

アキ同様に苦楽を共にしてきた仲間。

ましてや生活も共にしているのですから、多少の情が出てきても何らおかしくありません。

デンジは今回こんなことを言っています。

<今回俺の事を殺しに来たヤツらも事情を知ってどんな人間かわかってきてたら死んだ時にヤな気持ちになっちまってたんだろうな>

正確には頭の中で思っていることですが、パワーは「ヤな気持ちに」なるだけの人物になっていますよね。

続いて、デンジがマキマに何かを感じたかについて。

パワーを施設に預けることを提案したことは変ではないと思いますが、デンジはマキマが何を考えているのかわからなくなった気がします。

施設どうこうというより、1ミリもパワーの様子を気にかけていませんよね。

嘘でも「どんな感じなの?」ぐらい聞けばいいのにと思ってしまいました。

単に冷たいというより、他者に関心があるのかなと考えてしまったのかもしれません。

よくよく考えてみると、デンジはマキマについてほとんど知らないと思うんですよね。

そういう部分が明らかになってきた時、デンジはどうするのか注目していきたいです。

今後のマキマとの関わり方に何らかの変化をもたらすきっかけになるかもしれないですね。

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