『チェンソーマン』第84話ネタバレ感想|マキマが見据える望み

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週刊少年ジャンプ連載『チェンソーマン』第84話のネタバレと感想・考察を書きました。

前回・第83話についてはこちらから。

ここから『チェンソーマン』第84話のネタバレになります。あらかじめご了承ください。

『チェンソーマン』第84話のネタバレ

『チェンソーマン』第84話

「地獄のヒーロー」のネタバレです。

マキマが蘇る秘密

地獄の悪魔を一瞬で切り刻んだチェンソーマン。

「仕事して・・死ね・・」

崩れ落ちた地獄の悪魔の頭部に、かろうじて生きていたマキマ対策部隊の1人が自身の血を注ぎました。

隊員の血なのか、言葉に反応したのかわかりませんが、地獄の悪魔はサンタクロースが呼び出したときのようにチェンソーマンを地獄に落とします。

「おや・・地獄に落とされてしまいましたか」

何十発、何百発もの銃弾を見舞われたマキマが平然と蘇り、チェンソーマンの一部始終を見ていました。

「私を撃っても無駄ですよ」

銃口を向ける岸辺を一瞥せず話すマキマ。

「内閣総理大臣との契約により私への攻撃は適当な日本国民の病気や事故に変換されます」

日本のトップとの衝撃的な契約を明かしますが、そんな突飛な話を聞かされても銃を下ろさない岸辺。

「お前もどうして平気なツラをしているんだ?」

「チェンソーの悪魔は地獄に落ちたぞ」

銃を下げないことを問われた岸辺は、頼みにしていたチェンソーマンが地獄に落とされたのに気にしていない様子を訝しみます。

「私は彼に助けを求めました」

「なので必ず戻って来ると信じています」

チェンソーマンの帰還を待ちわびているかの様子のマキマ。

信じているという確証のない答えに、岸辺は妙な違和感を覚えるのでした。

地獄のヒーロー

「お前は・・お前は一体何なんだ・・?」

「私は彼のファンです」

岸辺がチェンソーマンへの信頼の正体を問うと、意外な事実が返ってきました。

思わず「ファン?」と聞き返す岸辺。

「地獄のヒーロー チェンソーマン」

その頃、地獄に落とされたチェンソーマンは、群がる悪魔を次々に斬殺します。

マキマは、地獄でのチェンソーマンについて淡々と述べるのでした。

「助けを叫ぶとやってくる」

「叫ばれた悪魔はチェンソーで殺され」

「助けを求めた悪魔もバラバラに殺される」

「そんなだから多くの悪魔に目をつけられて殺されるけど」

「何度も何度もエンジンを吹かせて起き上がる」

無慈悲に死を与えるチェンソーマンですから、怒る者もいれば、逃げ惑う者だけでなく、その力に魅了され崇拝する者もいるとのこと。

しかし、チェンソーマンの恐ろしさは単なる凶暴さだけではなかったのでした。

恐るべきチェンソーマンの能力

「そして彼が悪魔に最も恐れらる理由がもう一つ」

「チェンソーマンが食べた悪魔は」

「その名前の存在がこの世から消えてしまうのです」

マキマから反則的な力を聞かされ、「そんな力あるはずが・・」と驚愕を隠し切れない岸辺。

「認識できないのは当然です」

「食べられた名前の存在は過去現在そして個人の記憶からも消えてしまうようですから」

支配の悪魔であるマキマの物事を掌握する力を持ってしても、消えた名前を思い出せなくなってきているとのこと。

「貴方はナチスがドイツ人に何をしたのか覚えていますか?」

マキマがおもむろにナチスドイツについてたずねると、岸辺は初めて耳にする名前に「ナチス・・?」と口にしました。

「かつては存在しその名を持つ悪魔同様に恐れられていました」

ナチス以外にも核兵器や病気などの名前を挙げるマキマ。

「しかしそれらの名前を思い出せるのはもう私しかいません」

「全てチェンソーマンが食べてしまいましたから」

また、人が持っているとされていた第六感なども消えてしまったと話すマキマ。

「どれも消えてしまい思い出す事はできませんが」

「その悪魔達とチェンソーマンが戦う姿だけは今でも覚えています」

チェンソーマンのファンを自称するマキマは、チェンソーマンの記憶を誇らし気に語るのでした。

明かされるマキマの望み

「スケールがデカくて頭が追いつかないが・・」

「その力でお前は世界を糞まみれにするって事か?」

チェンソーマンを使って何を企んでいるのか問いただす岸辺。

「そんな悪い悪魔と日本の総理大臣が契約すると思いますか?」

その意味を考えてごらんなさいと窘(たしな)めるマキマ。

「私は自分より程度が低いと思う者を支配できる力があります」

「チェンソーマンと戦い私が勝てば私は彼を支配する事ができるでしょう」

理解が追いつかない岸辺に、マキマは真の目的を明かします。

「私はチェンソーマンを使って」

「より良い世界を作りたいのです」

予想外の目的に「は?」と信じられないというより、何を言ってるんだという表情をする岸辺。

「例えば死 戦争 飢餓」

「この世にはなくなったほうが幸せになれるものがたくさんあります」

「それらをチェンソーマンの力で消し去ります」

この考えの裏に何があるのかわかりませんが、人類にとって理想的な目的を述べるマキマ。

対峙する岸辺は、チェンソーマンに負けて食べられることを考えないのかたずねます。

「それもまた私の望みです」

「言ったでしょ?」

「私は彼のファンなんです」

またしても、予想外の望みを明らかにするマキマ。

「チェンソーマンに食べられ彼の一部になる・・」

「それほど光栄な事はありません」

マキマにしてみれば、チェンソーマンとの勝敗に関係なく、望みが叶うことに。

「さて お喋りは終わりのようです」

「彼が帰ってきました」

岸辺に自分の望みを話すだけ話したマキマ。

まるでチェンソーマンの帰還をわかっていたかのように、話を切り上げたところで、血塗れのチェンソーマンが地獄から帰ってくるのでした。

第85話に続きます。

『チェンソーマン』第84話の感想と考察

チェンソーマンが何者で、マキマの目的も明らかになった今回。

前回に続いて怒涛の展開となったわけですが、やはりチェンソーマンこそが「悪魔に最も恐れらる悪魔」でしたね。

ということで、まずはチェンソーマンについて。

マキマが地獄のヒーローと称していたように、英雄視していた悪魔も多かったと思われますし、永遠の悪魔のような恨んでいた者も少なくなかったと思われます。

前回、チェンソーマンの眷属として紹介された面々は、チェンソーマンの強大な力や不死身なところに魅了されていたのかもしれませんね。

地獄にどれだけ悪魔が存在しているのか不明ですが、頻繁に殺していても根絶やしにされていないようなので、本当にこの世に名がつくものの数だけ存在していると思われます。

食べた悪魔の存在を消してしまう力を有しているチェンソーマン。

この力を聞いて、「どうして『チェンソーマン』の世界には核兵器がないのか?」という謎が解けました。

核兵器の悪魔もチェンソーマンに食べられたことになるのですが、冷静に考えて最強になり得るぐらい強い悪魔ではなかったのかなと。

銃の悪魔の数倍、いや数十倍の強さを持っていたとしてもおかしくないはずなのに、いとも簡単に瞬殺してしまったのでしょうか。

おそらく、何度も殺されたてしまいますが、何度も蘇った末に倒したのかもしれませんね。

そう考えてしまうと、チェンソーマンに勝てる悪魔というか、勝つ方法があるのか気になります。

気になるといえば、悪魔は地獄で死ぬと、この世に生まれるシステムだったはずですが、チェンソーマンはどうだったのでしょうか。

特殊な悪魔ですから、蘇れるならノーカウントとかになっていたのかもしれませんね。

地獄のヒーローだったチェンソーマンは最終的に誰かに完全に殺され、ポチタとなって生まれたと。

今ふと思ったのですが、公安にいた悪魔たちはチェンソーマンに殺されはしても、食べられはしなかったのではなでしょうか。

マキマの説明が真実であるなら、食べられた悪魔の存在は消えているわけですからね。

そんな無茶苦茶なチェンソーマンと戦おうとしているマキマ。

望みだけで言ってしまえば、勝っても負けてもマキマの望みは叶うのですが、マキマは負けるつもりなど全くなさそうです。

マキマは過去の様々な戦いから、チェンソーマンに勝てる算段がついているのかもしれません。

地獄の悪魔を瞬殺した程度では驚きもしていなかったため、マキマにも同程度の力があると思われます。

マキマ単体でも強いはずですが、死んだパワーやアキなどを戦わせるというか、銃の悪魔との戦いで見せた力の発動に呼び出されるのかなと。

もしくはマキマの真の姿に変身して、バキバキの肉体でガチバトルを始めるかもしれません。

どちらも何度も蘇る悪魔なので、決着がつかないと思いきや、『チェンソーマン』らしく一瞬で終わる可能性もないとは言い切れないんですよね。

勝敗に関わらず、物語がとんでもない展開になることは間違いないと思われますから、どんなカオスを見せつけてくれるのか楽しみです。

結局、岸辺は戦いもしませんでしたし、殺されもしませんでしたね。

マキマなら簡単に殺せるはずなのに、あえてそうしていない気がしますし、岸辺は岸辺で政府の重要人物との繋がりがあるからかなと思います。

何の後ろ盾もない人間がマキマ抹殺の部隊を指揮させてもらえるはずないですよね。

とはいえ、岸辺がどうこうできる次元ではありませんから、戦いの目撃者を全うしてもらうしかありませんが。

そろそろアニメ制作発表を期待しつつ、次回の戦いを心待ちにしたいと思います。

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