週刊少年ジャンプ連載『チェンソーマン』第86話のネタバレと感想・考察を書きました。
前回・第85話についてはこちらから。
『チェンソーマン』第86話のネタバレ
『チェンソーマン』第86話
「デートチェンソー」のネタバレです。
デートに連れ出されるコベニ
悪夢だと思いたくなるコベニのドジっぷり。
「えあああああああ!!」
「ゴメンナサイイイイイ!!ああああんあんああああ!!」
まさかの状況に、店長らしき男性が全てドッキリではないかと疑問を呈します。
「おーい!見てるんだろ!?ドッキリだああああ!!」
ドッキリであってほしいという一心で叫びますが、あえなく首をはねられてしまいました。
目の前の惨劇に顔を覆うコベニ。
コベニが落ちたハンバーガーをベチャっと置くと、チェンソーマンは何も言わずペロリと平らげます。
すると、再び意識下のデンジの声が。
「女とデートしてみてえよなあ・・」
そして、目の前で泣き続けるコベニが相手に選ばれてしまいます。
「なんでえええええええ!!」
一難去らず、また一難。
デートに連れ出されたコベニの声が響くのでした。
ソフトクリームとダンスゲーム
コベニを連れ出したチェンソーマンですが、デートらしい雰囲気などないまま移動販売のソフトクリームを口にします。
「にゃんにも味がしないいいい・・!」
ソフトクリームを味わうどころではないコベニ。
しかし、そう言いながらも完食はしているのでした。
次にゲームセンターの前にやって来たところで、チェンソーマンに声をかける者が。
「ほう・・」
「通報を受けてきたが中々強そうな悪魔じゃねえか」
無謀にも声をかけてきたのは、公安のデビルハンターでした。
「嬢ちゃんもう安心しな」
「俺が来たからにゃあ大丈夫だ」
捕らわれのコベニを励ますデビルハンターでしたが、当然のように瞬殺されてしまいます。
邪魔者を排除したチェンソーマンは、不意にコベニをゲームセンターの入り口に置かれているダンスゲームの前に降ろしました。
「ヴォヴォエ」
すると、ハンバーガーのときのように何かを要求するチェンソーマン。
「踊れ・・?」
勘のいいコベニがまたしてもチェンソーマンの要求に気付くと、「そうだ」とでも言うように大きくうなずかれました。
「お金おかね入れないと踊れないので踊れません~・・!」
すると、店内の両替機を切断し、有無を言わせず踊らせようとするチェンソーマンに観念するコベニ。
「うあああああああああん!!」
仕方なく踊るコベニでしたが、持ち前の身体能力を発揮して見事なステップを披露。
悲鳴を上げながら踊り続けるコベニをよそに、チェンソーマンは姿を消してしまうのでした。
マキマと7人の男女
行方をくらましたチェンソーマンは、雑居ビル群の屋上で何かを見据えていました。
「気づかれた様だね」
チェンソーマンの視線上に直立したマキマの姿が。
突然姿を消した理由はマキマの気配を察知したからのようです。
「みんな出ておいで」
マキマの言葉に、公安の制服をまとった男女7人がチェンソーマンの周囲に現れました。
「初作戦ちょっとはマキマさんにいいトコ見せねえとな」
一番若そうな男がやる気をみせます。
「皆で勝負でもしましょうか?最初にアレのクビを取った人がマキマさんをデートに誘えるとかね」
意外な勝負を提案する眼鏡の男。
「じゃあテメエは勝っても意味ねえな」
「マキマを誘ってもみじめな思いするだけだぜ」
提案した男を挑発する強気な女。
「ん~みんなホントにマキマさんの事が好きだなあ」
不気味な笑みをうかべ、面白がるようにつぶやくオールバックの男。
「当たり前だろ?マキマさんは何度も俺達の命を救ってくれた」
マキマへの感謝を口にしたのは、デンジに敗北し、逮捕されたはずのサムライソード。
「野郎とデートしたってつまらないと思うけどなあ」
「ね!マキマさん!」
続いてマキマの目の前で息絶えたレゼがアピール。
「みんな不埒(ふらち)だ・・マキマは私が守るから・・」
最後に、自分を殺したマキマに寄り添うクァンシの姿が。
「いいね チェンソーマンを倒した人はデートしてあげる」
かくして、マキマとのデート権を賭けた戦いが始まるのでした。
第87話に続きます。
『チェンソーマン』第86話の感想・考察
コベニの悪運の健在ぶりを見せつけ、マキマ戦の第2ラウンドが開始された今回。
やはり、コベニは今回も生き延びることができましたね。
チェンソーマンが攻撃してきたらどうなっていたのか気になりますが、今は再登場に期待したいところ。
読者に馴染みのある貴重なキャラですから、出てこないってことはないと思っていいでしょう。
そういえば、コベニはチェンソーマンを見て、デンジだと気付かなかったようですね。
チェンソーだと認識できても、一連の出来事にそんな余裕はなかったのか、デンジが悪魔になっていた姿と別物で、同一人物だと思わなったのでしょうか。
でも、下手にデンジの名を口にしていたら、余計な刺激を与えて危険だったかもしれませんね。
コベニはこのくらいにしまして、肝心なマキマについて。
こちらも予想通り蘇ってきたわけですが、最初に瞬殺されたのは今回のメンツを集結させるためだったのでしょうか。
マキマのことですから、チェンソーマンに切断されている隙に何か仕掛けた可能性もあり得そうですね。
それとも岸辺に邪魔されないようにするため、あえて自分の死を目撃させつつ、チェンソーマンとの仕切り直しを計ったのかもしれません。
岸辺に銃では意味がないと言ってみせたのも、チェンソーマンの一撃では蘇れないと思わせたかった気がします。
戦闘になれば遅かれ早かれバレてしまいますが、介入される前に倒せればいいだけですし、倒せる自信がマキマにはあるのでしょう。
集結した7人は未知数の者がいるとはいえ、地獄から帰還できるチェンソーマンと渡り合えるのか疑問に感じるのは僕だけではないはずです。
サムライソード、レゼ、クァンシ以外の4人も悪魔になれる人間なのでしょうけど、抵抗する間もなく斬殺される画しか浮かばないんですよね。
マキマが意味もなく、戦力にならない者を戦わせるとは思えないので、4人の中に動きを拘束できたりする力を持つ者がいるのかもしれません。
会話的には勝負をするような流れでしたが、連携して倒しにくる可能性も十分ありそうです。
全員が悪魔になれるのであれば、何度でも復活できますから、マキマが能力を発動させる時間を稼げるでしょう。
マキマが勝てるかはわかりませんが、勝つための策はあるはずなので、予想だにしない行動を取っても不思議ではありません。
そして、復活したサムライソードたち。
以前は彼らを始末した上で、別の人間を第2のサムライソードやレゼに仕立てるのかなと思っていましたが、支配してしまえばどうにでもできるんですよね。
支配されたのいいとして、実力はそこまで変わっていないのではないでしょうか。
応用する技術は増したとしても、チェンソーマンのような爆発的な変化は考えづらいです。
これで全員がチェンソーマンと対等に渡り合えたらインフレし過ぎになってしまいますよね。
サムライソードたちが強くなっているのか気になるところですが、なんとなく最初の1、2ページで倒されてしまうと思われます。
間違っても1対1のバトルが数話続くことはないでしょう。
『チェンソーマン』ですからね、戦闘描写のないまま死んでいる可能性だってあり得ますよ。
今回の7人といい、自宅前に集めたチェンソーマンの眷属たちといい、マキマにはまだまだ手駒のストックがありそうですから、新たに参戦する者も出てきそうですね。
王道少年マンガでしたら、こういう場面で仲間が助けに来てくれるものですが、デンジの仲間はほぼ死んでしまいましたから、その可能性は低いのかなと。
死んだアキが地獄から現れたら盛り上がること間違いないでしょうね。
あとは眷属の誰かが来るとも考えられますが、マキマに支配されてるはずなので期待できない気がします。
どんな戦いになるかはもちろん、レゼあたりを見たチェンソーマンが何を思うのか注目したいです。
そして、マキマの真の目的が明らかになるのか。
次回を楽しみに待ちたいと思います。
ここから『チェンソーマン』第86話のネタバレになります。あらかじめご了承ください。