『チェンソーマン』第92話ネタバレ感想|映し出された光景は

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週刊少年ジャンプ連載『チェンソーマン』第92話のネタバレと感想・考察を書きました。

前回・第91話についてはこちらから。

ここから『チェンソーマン』第92話のネタバレになります。あらかじめご了承ください。

『チェンソーマン』第92話のネタバレ

『チェンソーマン』第92話、

「ゾンビ・血・チェンソー」のネタバレです。

地下に潜む

とある地下街の一室にデンジ・コベニ・岸辺の姿がありました。

「もう声を出しても大丈夫だ」

「ここなら少しの間は足がつかない」

「とりあえず腹に何か入れておけ」

一時的な避難場所でしかないことを伝える岸辺。

ともに逃げてきたコベニは不安の色を隠せません。

「私・・いろいろ見ちゃったから・・」

「マキマさんに殺されちゃうんですか・・?」

コベニの問いに「ああ」とそっけなく答える岸辺。

マキマの恐ろしさを目の当たりにしたせいか、死を突きつけられても驚く様子のないコベニ。

「家族とは・・電話できないんですか・・?」

こちらも同じ温度で「ああ」と岸辺に返されます。

さらに一生連絡がとれないと言われ、ふさぎ込んでしまうコベニ。

「よかった・・」

家族と連絡すら取れなくなってしまいショックを受けたと思いきや、出てきた言葉は意外な一言でした。

隣にいたデンジも思わず「あ?」とコベニの言葉に反応。

「離れる理由ができてよかった・・」

落ち着いた表情でどこか安堵するコベニ。

「・・誰から?」

「お父さんと・・」

「お母さんから・・」

コベニの言葉から十分な苦労がうかがい知れるのでした。

普通の人生

「食ったら寝ろよ」

「明日は早いぞ」

今後の予定などは告げず、デンジたちに朝が早いことだけ知らせる岸辺。

沈黙するデンジがコベニに視線を移すと、さきほどまでの落ち着きがウソのような怯え方をしていました。

「死ぬ・・酷い目ばっかで・・しっ」

「怖い・・死ぬのが・・」

デンジにどうしたのかたずねられると、ようやく死が実感できた様子のコベニ。

「デンジ君は・・いきっ」

「デンジ君は・・生き返られるからいいよね・・」

何度も蘇るデンジへの本音をもらすコベニ。

これには思うところがあったのか、デンジも本音を話し始めます。

「あんなあ・・」

「こう見えてもいま俺はな俺ん心はなあ」

「糞詰まったトイレん底に落ちてる感じなんだぜ」

一連の出来事がショッキングすぎて、流石に落ち込んでいるデンジ。

「今までの良い思いも悪い思いも全部・・」

「全部が他人に作られたモンだったんだ」

「俺は最高にバカだからバカみてえにと暮らしてたんだけど」

「気づいてみりゃあバカのせいで全部ダメになってたんだ」

これまでの人生が全て自分の愚かさでダメになっていたとボヤきます。

「今思えば俺はな~んにも自分で決めてこなかったな・・」

「誰かの言われるがまま何も考えねえで使われてさ・・」

「決めてたのは昼飯になに食うかくらいでよ」

「これから生き延びれても俺はきっと・・犬みてえに誰かの言いなりになって暮らしてくんだろうな」

岸辺に与えられたパンを口にしながら、いかに自分が思考停止していたのかを語るデンジ。

すると、デンジの話を黙って聞いていたコベニが一言。

「それが普通でしょ?」

思わぬ言葉に「え?」と意外そうな顔を向けるデンジ。

「ヤな事がない人生なんて・・」

「夢の中だけでしょ・・」

確かにデンジは特殊なケースですが、誰の人生にも嫌なことはあるわけで、デンジにはその点に考えが及んでいなかったのです。

自分以外の人たちの現実を知り、呆然としてしまうデンジ。

<あれ・・?>

「あ」

「でも俺・・」

「普通になりたくて・・」

普通に、普通の人生が歩めればと思っていたデンジは動揺を隠せません。

「デンジ君は普通になりたいの?」

普通に何夢見ているのと、コベニの言葉がデンジに突き刺さるのでした。

チェンソーマンを叫ぶ声

呆然とするデンジに、テレビから「チェンソーマン」を呼ぶ声が聞こえます。

チェンソーマンという名前が自分のことだと知る由もないデンジ。

視線の先のテレビ番組は、チェンソーマンについての特集でした。

「彼の名を知らない人はいないでしょう」

「頭にチェンソーを携えて悪魔を一人でバサリバサリと切り倒す」

「正体は明かさない見返りは求めない」

「いいですか?これは漫画の主人公の話じゃないですよ?」

意識のなかったデンジは、まさか自分のことが世界中に知られていると夢にも思っていません。

「倒れても倒れても最後には必ず起き上がる男」

「チェンソーマンの話です」

そう話すアナウンサーの後ろには悪魔になったデンジの姿が。

「ちぇっ・・」

「チェンソーマン・・?」

「オレじゃん・・」

映し出されたチェンソーマンを見て、ようやく自分がチェンソーマンなんだと認識するデンジ。

戸惑うデンジの眼に再び驚くべき光景が。

「チェンソーマンありがとおおおおお!!」

「チェンソーマン!!チェンソーマン!!チェンソーマン!!」

銃の悪魔を倒した英雄として、世界中の人々がチェンソーマンを称える姿が次々と映し出されます。

意外すぎる光景を目の当たりにし、デンジはじっとテレビを凝視するのでした。

第93話に続きます。

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