『チェンソーマン』第97話ネタバレ感想|それからのデンジ(最終回)

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週刊少年ジャンプ連載『チェンソーマン』第97話のネタバレと感想・考察を書きました。

前回・第96話についてはこちらから。

ここから『チェンソーマン』第97話のネタバレになります。あらかじめご了承ください。

『チェンソーマン』第97話のネタバレ

『チェンソーマン』第97話、

「愛・ラブ・チェンソー」のネタバレです。

マキマを殺せた理由

マキマと一つになることを選んだ以降のある日、7頭のハスキー犬を散歩しながら、ニャーコを頭に乗せたデンジの姿が。

視線の先には、ベンチで酒を飲む岸辺がいました。

待ち合わせていたのか、デンジが来るのを待っていたのか分かりませんが、岸辺の隣に座るデンジ。

大型犬の周りに近所の子供たちが集まる中、2人の会話が始まります。

「全部食いました」

やっと終わったと言わんばかりに、マキマを食し終えたことを報告するデンジ。

「オレん腹からも便所からもマキマさんは復活しませんでしたよ」

「みたいだな・・」

デンジの選択は失敗に終わると思っていたためか、まだ安心はできない様子の岸辺。

「マキマに攻撃は通じない・・」

「それをどうして殺す事ができたのか・・」

同時に、なぜマキマを殺すことができたのか釈然としないのでした。

「俺はマキマさんを傷つけるつもりなんてないんです」

「そう本気で思ってるんすよ」

「俺はマキマさんを食べて一つになった・・」

マキマを排除すべき敵と認識していた岸辺と、好きという気持ちが変わらなかったデンジとの差が露わになります。

「攻撃じゃない」

「愛ですよ 愛」

岸辺に理解されなくても、淡々と真意を明かすデンジ。

「契約内容か認識の問題をたまたま上手くつけたんだろうな」

「だが・・俺はそれよりも気になる事がある」

やはり理解できない様子の岸辺ですが、なんとか理屈の上では納得しようとし、一番気になっていたことをたずねます。

「どうしてマキマに気づかれず攻撃できた?」

「アイツの事だすぐに気づかれるだろう」

単なる疑問というよりも、万が一の復活に備えた質問なのかもしれません。

「なんとなく今までの会話とか敵の情報から察せた事があるんです」

「マキマさんはね・・匂いで俺達を見てるんです」

マキマだけでなく、敵と接触することも多かったデンジだからこその気づき。

「一人一人の顔なんて覚えちゃいなくて・・」

「気になるヤツの匂いだけしか覚えていない」

マキマの違和感から「匂い」にたどりついたデンジ。

そこには、ある確信のようなものがあったのです。

「俺はね賭けたんですよ」

「マキマさんが俺じゃなくてず~っとチェンソーマンしか見てない事に・・」

「俺ん事なんて最初から一度も見てくれてなかったんだ・・」

全くマキマに相手にされていなかった現実に、倒した今でも寂しい気持ちが残るのでした。

転生していたマキマ

岸辺との話が続く中、ハスキー犬の周りにいた子供たちが去っていきます。

しかし、一人の少女だけはまだ犬をなでていました。

「おいガキんちょ」

「こっちは極秘な話してんだ」

「どっかいっちまえ」

本当に邪魔だと思ったのか、「シッシッ」と追い払う仕草をするデンジ。

すると、そんなデンジの指に少女がかみつき、あることがデンジの脳裏をよぎります。

「え!?この噛む力は・・!?」

「マキマさん!?」

かつてマキマに指を噛まれたとき、噛む力でマキマのことをわかってほしいと言われていました。

「そいつは中国で発見されたのを俺が盗んできた」

「もうマキマではない」

「支配の悪魔だ」

マキマが蘇ったと驚くデンジに、とんでもない話をサラっと明かす岸辺。

自分の苦労はなんだったのかと、あ然としてしまうデンジ。

「マキマは死んだ」

「そいつには記憶も何も残ってないだろう」

支配の悪魔として輪廻転生はしましたが、かつてのマキマとは異なる存在に。

そして、岸辺はある懸念を口にします。

「だが・・このままお国に任せて育てさせたらまたマキマみたいになっちまうだろうな」

「え~・・しばらくもう俺ぁ肉は食いたかねえっすよ?」

早くも再び支配の悪魔を食べることに拒否反応を示すデンジ。

「だからデンジ君」

「コイツおまえに任せるわ」

「俺はこれから忙しくなるからお前に任せるのがベストだと思ったな」

岸辺なりに考えた結果、国家に悪用されてしまうぐらいなら、デンジ任せた方がマシと思ったのかもしれません。

「は?」と、デンジが疑問を挟みますが、この時点でほぼ決まってしまった形になってしまいました。

マキマと同じ眼の少女と目が合うと、「わんわん」と、デンジを犬として認識したようです。

「ムリ」

「絶対・・ムリです」

不安しかないデンジが岸辺に助けを求めますが、すでに岸辺の姿はこつぜんと消えていました。

戸惑うデンジとは対照的に、何事もなかったかのようにハスキー犬にまたがる少女。

「嬢ちゃん・・名前は?」

「・・ナユタ」

そんな少女に名前をたずね、しょうがね~な的なため息をつくデンジ。

「ナユタ 何か食いてえモンあっか?」

「肉以外で」

自分が食べ飽きた肉以外でたずねると、意外な答えが返ってきました。

「食パン」

「・・随分と安上がりな悪魔だな」

マキマの記憶はないようですが、かつてのマキマが食べていたものをリクエストするナユタ。

とりあえずの意思疎通を図ると、デンジはナユタを自宅に連れて帰り、食パンを食べさせ、眠りにつくのでした。

ポチタの夢・支配の悪魔の夢

デンジの夢にポチタが現れます。

隣に現れたポチタを見て、愛おしそうに抱きしめるデンジ。

すると、ポチタが自らの夢について語りはじめます。

「デンジ・・私の夢はね」

「誰かに抱きしめてもらう事だったんだ」

ポチタの夢は驚くほど普通のことでしたが、夢になってしまう理由があったのです。

「簡単な事だと思うだろう?」

「でも私は強すぎるからそれがとても難しい事だったんだ」

「でもデンジは私の夢を叶えてくれた」

チェンソーマンだった頃に叶えられなかった夢を、デンジに何度も叶えてもらっていたポチタ。

「デンジ・・」

「支配の悪魔の夢も叶えてあげてほしいんだ」

何を思ったのか、ポチタが支配の悪魔の夢について言及します。

「支配の悪魔はね」

「ずっと他者との対等な関係を築きたかったんだ」

なぜポチタが支配の悪魔の夢を知っているのかわかりませんが、デンジなら叶えられると思っていることは間違いなさそうです。

「恐怖の力でしか関係を築けない彼女にとっては家族のようなものにずっと憧れていた」

「それで間違った方法だったけどそういう世界を作りたかったんだ」

「だから・・デンジがそういう世界を作ってあげてね」

しかし、デンジには「そういう世界」をどうすればいいのか見当もつきません。

「ポチタ・・どうやって・・・?」

「たくさん抱きしめてあげて」

そうたずねられ、満面の笑みを浮かべて答えるポチタ。

夢の中で聞いた通りに、デンジはナユタを抱きしめてあげていました。

ナユタと出会ってからも悪魔との戦いは終わりません。

世界中のヒーローとなったチェンソーマン。

今日も、こんな彼の噂が人々に交わされています。

「またチェンソーマンが悪魔を倒したの!?」

「趣味で悪魔を殺してるらしいよ」

「チェンソーマンって人間なのかなあ」

「女の子しか助けないんだって!」

そして、誰が広めたのかデンジに関する具体的な話も。

「ねえ聞いた聞いた?」

「チェンソーマン今は高校生だって噂だよ!」

悪魔が出たと大騒ぎになっている街中に、学生服を着たデンジが今日も胸のエンジンを吹かせるのでした。

第一部 公安編 完

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