『チェンソーマン』の世界で最強の悪魔とされている銃の悪魔。
公安で銃の悪魔の肉片を一定量集めたため、肉片が銃の悪魔の元へ動き出しました。
そして、銃の悪魔討伐の遠征が実施されることに。
公安には、銃の悪魔に復讐したいデビルハンターが多いそうですが、正直に言って勝てるのか疑問です。
銃の悪魔が何をしたのか公安はもちろん、国のお偉いさんたちもわかっているはずですが、あえて遠征を行おうとしているのは何か勝算があるのかと思ってしまいます。
勝算になり得る理由を挙げて考察してみました。
マキマ並みの実力者がいる?
当たり前ですが、遠征には銃の悪魔を倒すという明確な目的があります。
しかし、銃の悪魔が強力どころの悪魔ではありません。
勝てる以前に戦える実力者がいなければ無意味となってしまいます。
少なくともマキマや岸辺並みのデビルハンターが何人も欲しいところ。
とはいえ、2人クラスの強さが何人もいるとは考えにくいです。
第41話にて、アキが遠征についてこう言っています。
「それに参加するにはデカい悪魔を倒した成績がもっと必要だ」
デカい悪魔=より強力な悪魔とするならば、既に実績を上げているデビルハンターは思った以上に少ないのかもしれません。
もし、優れた成果を出している者が一定数いるのなら、遠征メンバーが決まっていてもおかしくないからです。
アキのように意気込む者がいたとしても、成績を増やせるかわかりませんよね。
戦力になるかわからない人間をあてにするより、実力者で組んだ方が合理的です。
そうなっていないのは、マキマや岸辺並みの人材が少ないからではないでしょうか。
まだ登場していない実力者がいるかもしれませんが、人材による可能性は高くなさそうだと考えられます。
マキマが銃の悪魔の情報を持っている?
遠征のために戦力と同じく必要なものがあります。
敵である銃の悪魔に関する情報です。
未知な部分だらけの銃の悪魔に戦いを挑むのは、リスクがありすぎるとしか言えません。
戦って得られる情報もあると思いますが、生きて帰って来られればこそ活かせるもの。
作中では、姿や能力、大きさなども明らかにされていません。
今のままだと出たとこ勝負となり、討ち死になる可能性が高いと思われます。
そう考えると、何かしらの情報を公安やマキマが持っていると考えるのが自然です。
有名な兵法家・孫子は、
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
と敵を知る重要性を説いています。
敵の戦い方や弱点を知っている方が有利なのは言うまでもありませんね。
弱点ではありませんが、何らかの情報をマキマが持っていると示唆する発言があります。
第45話にて、レゼが銃の悪魔の仲間と知っていたビームに、なぜ知っているのかアキが問い詰めると、
「話したら殺される・・!」
「マキマ様と約束・・!」
とマキマも同じ情報を共有していることが判明しました。
マキマがビームに脅しをかけているのは、もっと重要な情報があるからと考えられます。
だからこそ遠征が行われるのかもしれません。
マキマがいくら優れていようと遠征決定は上役の判断が必要なはず。
実施するためのプレゼンをして承認を得たのではないでしょうか。
襲撃事件後、マキマが統合された4課を指揮することになっているので、あり得ない話ではないと考えられます。
加えて、マキマはデンジの秘密を知っている節がありますし、チェンソーの力が銃の悪魔に対抗すると思っているかもしれません。