『チェンソーマン』の主人公・デンジは、戦った悪魔をブッた斬ってきました。
勝ったデンジの方が強かったと言えますが、悪魔側が弱すぎたというわけではないと思っています。
負けた悪魔たちにも勝ち目があったのではないかと。
デンジと戦った悪魔はどうすれば負けなかったのか考察します。
ゾンビの悪魔
デンジが戦った悪魔といえば、第1話のゾンビの悪魔です。
1度はゾンビたちにデンジを切り刻ませましたが、ポチタのおかげで悪魔になったデンジに瞬殺されてしまいました。
人間をゾンビにして操り戦わせていたので、悪魔単体の力はデンジに劣っていたと思われます。
悪魔としての強さ以前に、バラバラにしたポチタをデンジと同じ場所に捨てていなければ、デンジに切断されずに済んだはず。
人間の死体を乗っ取る悪魔がいると知っていても、刻まれたポチタが生きてると思うのは無理だったかもしれません。
では、ゾンビの悪魔は何をすればよかったのでしょうか。
戦いが行われた廃工場には多くのゾンビがいましたが、1人か2人ぐらいはゾンビにしないでおけばよかったのかなと思います。
デンジは正式なデビルハンターでもないし、特に力があったわけでもないので、ゾンビの悪魔はさほど警戒していなかったはずです。
もし、公安のデビルハンターが来るとわかっていたら、保険として何人かはゾンビにしないで人質にするのではないでしょうか。
悪魔になったデンジに人質を見せれば、とりあえず瞬殺を免れるだけでなく、悪魔側が有利に攻撃できそうです。
デンジが最後まで手出しできないかわかりませんが、ゾンビの悪魔が勝つには人質が必要だったと考えられます。
筋肉の悪魔
次にデンジに敗れた悪魔は、第2話に登場した筋肉の悪魔。
触れた者の筋肉を自在に操れる力を持ち、デンジを捕らえた際には「勝ち確!」とはしゃぐ姿が印象的でした。
せっかく動きを封じたと思いきや、なんとか動かせた口で悪魔になられてしまい、問答無用で瞬殺されています。
デンジが悪魔になると思いもしないのは仕方ないとしても、余裕をかましすぎたのはいけませんでしたね。
邪魔者であるデンジを先に片付けてしまえば、自分がバラバラに斬られずに済んだはずです。
顔の筋肉をすぐに触れていたら、負けることはなかったと考えられます。
コウモリの悪魔
パワーの愛する猫・ニャーコを猫質とし、人間を連れてくるように脅していた悪魔。
そんな取引に巻き込まれたデンジと戦うことになりました。
能力で劣っていたというより、戦いながらデンジを恐れてしまったのが敗因かなと思います。
デンジの力や人間を助けるところを理解できていませんでしたが、人間を見殺しにしないのはわかった気がするんですけどね。
人が乗ったままの自動車をデンジに投げつけたように、周囲にいる人間をもっと巻き込むべきでした。
コウモリの悪魔は空を飛べますから、適当に空から人間を投げ捨てるだけでも効果はあるでしょう。
1人での対応には限界があるはずなので、スキがあれば容赦なく攻撃を仕掛けられますし、距離を取って飛んでいれば、デンジの貧血が期待できそうです。
永遠の悪魔
デンジを狙ってトリッキーに攻めてきた悪魔。
ホテルにデンジたちを閉じ込め、アキたちに契約を持ちかけてデンジを殺させようとしました。
最終的にデンジとの戦いになり、永久機関となったデンジに敗れています。
わざわざデンジたちをホテルに閉じ込めたのに、人間にデンジをどうにかさせようとしたのが失敗だったのかなと。
ホテルから出られない状態にしたのなら、デンジたちがいる空間に催涙ガスや毒ガスをまき散らしたり、客室の食料を毒入りにすればよかったはず。
永遠の悪魔はデンジをわかった上で仕掛けてきたと思いますが、なぜ簡単に動きを封じられる手段をとらなかったのか疑問です。
チェンソーの悪魔と因縁があったようなので、自分で倒せるなら倒してしまいたかったのかもしれません。
手段を選んでいなければ、デンジが悪魔になる前に勝てたと思われます。