どうも、トウゴです。
引きこもりのメリット・デメリットって何か言えますか?
おそらく、デメリットはすぐに出てきたはずです。
「だって、そもそものイメージが良くないから、メリットなんて思い浮かばない。」
あなたが感じたように、引きこもり=ダメと考えられがちですが、意外とメリットもあります。
この記事を書いている僕は、引きこもりを10年以上しているので、引きこもり経験値は多いです。
メリット・デメリットを挙げるだけでなく、両方のよくある意見についても書きました。
難しい話は何ひとつありませんから、気軽に読んでいただけたら幸いです。
引きこもりのメリット
メリットは、下記の通りです。
- 親のありがたさがわかる
- 他人のありがたさがわかる
- 引きこもりと自覚すればイライラなし
- 風邪をひきにくくなる
- 余計なことに巻き込まれない
- 過ちを起こしてはいけないと思える
それぞれ説明していきます。
親のありがたさがわかる
言葉の意味はわかるけど、何がメリットなの?と思ったかもしれませんね。
僕だけでなく、引きこもりの多くは親に養ってもらっています。
何年も働かない子どもを食わせるなんて、苦行であるにも関わらず、親にメリットらしきものはないと言っていいでしょう。
子どもが可愛くてというより、仕方なく面倒を見ているケースがほとんどです。
この仕方ないは、子どもへの「情(なさけ)」で成立していると思ってください。
子どもが情けないけれど、自分が情けをかけなければ生きていけないと。
そんな親に対し、ありがたさを強く感じられるようになります。
すると、生活態度や親とのコミュニケーションも変化し、結果として自分のためにもなるのです。
他人のありがたさがわかる
引きこもりでも買い物に行ったり、通販で配送してもらったりしますが、誰かが働いてくれているおかげで成り立っていますよね。
誰もが働かなかったら、会社だけでなく国も機能しなくなることでしょう。
水道やガス・ネット・食品・道路など、当たり前のように存在していますが、全て他人がいるからこそ使えるものばかりです。
感謝の気持ちがあれば、ネットで不用意に他人を馬鹿にしたり、攻撃しようなどと思わなくなります。
必然的に、自分をダメにする行動を取らなくなるというメリットにも。
引きこもりと自覚すればイライラもしない
引きこもりは、社会的に底辺の存在です。
そう自覚するようになると、イライラするのなんて馬鹿らしくなってきますし、気持ちに余裕が生まれます。
イライラが少なくなれば、メンタルが安定して穏やかな引きこもり生活を送れるでしょう。
風邪をひきにくくなる
人それぞれだろと言われそうですが、ちゃんと理由があります。
引きこもりは、生活範囲内のところにしか出かけませんし、家では親や宅配便のドライバーさんぐらいと接触するだけで、人と係る絶対数が少ないためです。
もちろん、規則正しい生活や手洗い・うがいを実践する前提ですけどね。
そのおかげか10年以上引きこもっている中で、めったに風邪をひかなくなりました。
体調管理を心がければ、親に余計な負担をさせずにすみますし、自分も体調を崩さないでいられると、まさに一石二鳥なメリットです。
トラブルに巻き込まれにくい
風邪の話と同じになってしまいますが、人との交流や外出の少なさからトラブルの当事者になる確率は低くなります。
大人しく引きこもっているなら、ご近所さんと揉めるようなことも起きません。
夜遅くまで飲み歩いたりしないので、酔って何かやらかしてしまう心配もなく、怖そうな人にからまれもしないです。
過ちを犯してはいけないと思える
引きこもりは、親のおかげで生きていられています。
万が一、過ちを犯してしまったらどうなるでしょう。
今いる場所で、親が生活を続けられるかと心配になるはずです。
それだけでは難しいなら、こんな考え方もありますよ。
引きこもりをしている理由は、いろいろあると思いますが、過ちを犯していない自分を誇りに思うようにしてください。
この考えは、僕がある作家さんに救われた話でもあります。
よくあるメリットについて
引きこもりのよくあるメリットは、こんな感じでしょうか。
- 時間がたくさんある
- 人間関係のストレスがない
- 服を気にしなくていい
上記のどれもメリットに思えますが、デメリットにもなり得ます。
時間がたくさんあれば、好きなことをたくさんできる一方で、時間の管理ができないとダラダラ過ごすだけに。
仕事に行かないので、職場の人間関係は全くありませんが、家族と仲が良くない場合、想像以上にしんどくなるかもしれません。
服は気にしなくてもいいと思いがちですが、清潔さも同時に疎かになる傾向があるので、洗濯した服を毎日着るように心がけましょう。
引きこもりのデメリット
デメリットは、こうなります。
- お金がない
- 自己嫌悪に陥る
- 恋愛対象外になる
- 就職で不利になる
- 親が亡くなると詰む
- 他人や社会への関心が薄れる
それぞれ説明していきます。
お金がない
引きこもりは、基本的に無職でお金がないです。
とはいえ、なかなか社会復帰もできないため、親頼りとなってしまいます。
最近では引きこもりながら稼ぐ人たちもいるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
自己嫌悪に陥る
長年引きこもっていると、不意に自己嫌悪に陥ることがあります。
人によっては、空しくなったり、絶望したりもするかもしれません。
自分を責めても更にしんどくなるだけです。
考えすぎたら追い詰められてしまうので、上手に気分転換できるようにしましょう。
恋愛対象外になる
当たり前ですが、引きこもりを素敵と思う人はいないでしょう。
働かなくても莫大な資産があるとかでなければ、可能性は極めて低いです。
若い内ならネットから出会えますが、年齢を重ねると無理ゲーかなと。
どうしても恋人がほしいと思うなら、現状を打破するようなアクションを起こしましょう。
就職で不利になる
引きこもりになると、必ず空白期間ができてしまいます。
間違いなくツッコまれ、印象も最悪なものになるでしょう。
雇用形態や職種にこだわらず、プライドを捨てられるなら、可能性はあるかもしれません。
親が亡くなると詰む
最大のデメリットでもあり、深刻な問題でもあります。
自分で稼ぐようになるしかありませんが、のんびりもしていられません。
まだまだ元気と思っていても、何がきっかけで亡くなるかなんてわからないです。
他人や社会への関心が薄れる
引きこもりも生活はしていますが、社会には存在していないような気になります。
そう考えてしまうと、どうしても関心は薄れてきてしまいがち。
SNSやブログで交流してみたり、情報発信するようになれば、自然と気になってくるはずです。