2020年7月1日から集英社 夏のコミックフェアこと、「ナツコミ」が今年も開催されました。
情報弱者の僕は、7月13日の少年ジャンプで知ったわけですが、『チェンソーマン』の描き下ろしカードもあったので、「ナツコミGETだぜ!」という流れに。
早速、近場のナツコミ参加書店を巡ってみたわけですが・・。
『チェンソーマン』ナツコミのカードをGET!した話
とりあえず、一番近い参加書店を覗いてみたところ、なんら案内などが見当たらないので、ジャンプコミックスの棚を何往復もしてしまいました。
もちろん、急にどこからともなく「もう終了してますよ」、なんて耳元で優しくささやいてくれる人が現れてはくれません。
近くにいた店員さんに聞くと、『チェンソーマン』のマキマばりに無表情で「終了しました」と、一言。
そこそこの規模の書店とはいえ、田舎なら大丈夫と思っていた僕は「まさか他の書店も?」と、嫌な予感がしてしまいました。
しかし、こんなピンチな状況すら楽しむのがジャンプ読者。
悟空ばりにワクワクとまではいきませんが、「手ぶらで帰るわけにはいかない」と、オリンピックで聞いたようなフレーズが脳裏をよぎり、次の書店へ。
入った書店は、街中の中規模といったところで、ジャンプコミックスの場所へ進むと、「ナツコミキャンペーン終了しました?」と、謎の言葉にKOさせられました。
お笑いコンビ「ぺこぱ」風に言えば、「誰しも現実から目をそむけたくなる時があってもいい」ってところでしょうか。
現実を認めたくないぐらいの負けん気を感じつつ、僕は本命の書店に向かいました。
何が本命かと言いますと、小規模かつ、お客さんが少ない!
あくまで僕が過去に行った時間帯の話ですが、この店なら終了してるどころか、「ここからが俺達のナツコミだ!」ぐらいのラストを迎えさせてくれる気になっていました。
予想通りの静まり返った店内。
すぐさま案内を確認しても、どこにもヒントは見当たらなかったので、レジの店員さんのへ忍び寄る僕。
そのときでした!
マンガを購入した少年が店員のお姉さんに、「今、こういうキャンペーンやってるんですけど・・」と、ナツコミのカードらしき物を見せられたのです。
勢い余って急接近してしまった僕は、なぜか店員さんにモジモジする少年の斜め後ろから、『チェンソーマン』の生存確認を秒でやってのけます。
当然、店員さんと少年にドン引きされますが、スマイル0円みたいにリアクションしてくれたに過ぎません。
『チェンソーマン』のカードをGETすべく、僕が手にしたのはジャンプコミックス『マッシュル』。
ナツコミのサイトによると、対象となる書籍や配布方法は書店によって異なるとか、やり口次第だったような気も。
とはいえ、連載中のマンガならファミ通の攻略本よりかはGETできるの一心で再びレジに。
店員さんがブツをカウンターに置いた瞬間、たずねられる前に『チェンソーマン』に人差し指を向け、指さし確認はバッチリ!
と、僕は勝手に思っていましたが、店員さんには伝わっていなかったのか、指がとんでもない方向に曲がっていたのか気になる僕。
しばしの沈黙の後、意を決した店員さんが口を開きます。
「・・はい、『チェンソーマン』ですね」と、試合終了を告げる店員さんの声がするのでした。