どうも、トウゴ(@blog_togo)です。
『夜桜さんちの大作戦』作戦3のネタバレと感想を書きました。
まずは、前回をふり返ってみましょう。
夜桜家の婿になるも実感の沸かない太陽。そんな太陽の自宅に凶一郎と六美が現れたかところ、何者かに自宅が爆破されてしまう。
爆破を免れた太陽は、狙いが六美であること、その六美が夜桜家の当主であることを知る。
そして、六美を爆殺しようとした犯人、「たま屋」から六美を守るよう命じられる太陽。
六美を守る中で、自らに爆弾が仕掛けられていると気付く太陽は、迷わず校舎から飛び降りる。
駆けつけた凶一郎が爆破を阻止し、太陽の落下も防いだ。
任務達成のほうびとして、「自分さえも疑うべきこの世界でも唯一信じられるものがある それが俺達家族だ」と太陽に教えるのだった。
詳しくは、こちらをどうぞ。
初任務をなんとか乗り切りましたが、太陽は普通の少年なんですよね。
六美を守りたいという気持ちだけで、この先もやっていけるのか気になるところ。
では、ネタバレいってみましょう。
『夜桜さんちの大作戦』作戦3「気持ち」のネタバレ
作戦3のネタバレは、こんな感じに。
- 強くなりたい太陽
- 命がけの生活が始まる
- 異常な成果の影
- 夜桜の一員として
詳しくネタバレしていきます。
強くなりたい太陽
謎の大男に捕まえられる六美、敵わず倒された様子の太陽。
「フフ・・女一人守れないとは情けない」
「六美を・・・」<六美を返せ!!>と悪夢から目覚めるのでした。
そんな夢に何かを感じたのか、夜桜家へおもむくと、体格に似合わないバーベルをブン回す二刃の姿が。
「俺を強くして下さい・・!」と二刃に頼み込むも、「あせるこたないよ 常人のあんたに合わせて少しずつ育てる予定だからね」と言われます。
しかし、「それじゃ遅いんです」と前回の任務で実力のなさを痛感したため、強くなりたいと訴える太陽。
すると、夜桜の才能を持つ二刃でさえ、訓練に3年を要したから、普通の人間なら更にかかると窘められてしまいます。
「気持ちでどうにかなるほど世の中甘くないよ」と言いつつ、「でも六美を想ってくれるあんたの気持ち 無下にしたくないね」と何やら取り出そうとゴソゴソしました。
命がけの生活が始まる
「夜桜式の本格的な特訓をしてもいい」と意外なことを言われ、驚く太陽に、「ただし一つだけ条件がある 一つ部屋を使っていいから」と鍵を手にする二刃。
「一か月この屋敷に住んで頂戴」と不自然なほど簡単な条件に、「えっ!?そそれだけですか・・!?」と疑問を隠せません。
訓練前に太陽の人となりを見たいだけだから、普通に暮らすだけでいいと。
「一か月後には訓練開始だ!」とすんなり話が進み、家から必要なものだけ持って来るように言われ、屋敷の階段を降りていると、急に穴が開き落ちそうになります。
なんとか落ちずに済んだ太陽に、「一つ言い忘れてたよ」「この屋敷にはスパイ訓練用のトラップがいたる所に仕掛けられている」と知られざるトラップについて教えられるのでした。
「この夜桜家では生活そのものが訓練の一部」「でも この程度こなせないと本格的な訓練なんて夢のまた夢さね」と夜桜としての現実を突きつけ、「まずは一か月頑張るんだよ」と凶一郎にも劣らない不敵な笑みを見せる二刃。
<一日で死ぬかも・・!!>とビビりながら命がけの生活が始まるのでした。
初日の朝は、目覚まし時計の爆発でスタート。
「うちの目覚ましは10秒放置で爆発する どんなときも迅速に起きられるようにね」とさも当然のように語る二刃の横で、ボロボロになる太陽。
「ここで暮らすなんて無茶だよ心配だな・・」と不安気な六美とは反対に、「葬式の準備しとく~!?」と陽気な嫌五。
六美も暮らしていることを不思議に思う太陽は、「つーか お前こそよくここで暮らせるな・・」と本音を漏らします。
「ああ この家のトラップは私には作動しないの」と六美が言うと、「あんたもこの家に認められれば作動しないようにできるよ」と二刃。
コンピューターが屋敷のトラップを一括管理していて、全てをクリアすると夜桜の人間と認識され、トラップの制御ができるようになるとのこと。
「常人でも2年ありゃクリアできるし頑張ってみな」と四怨が励ますも、「2年もここで暮らす自信は・・」と怖気づく太陽の腹が奇妙な音を鳴らします。
明らかに腹を下している太陽に、「油断禁物 食事も訓練のうちだよ」と言い、耐性をつけるため六美以外の食事には少量の毒が入れられていると衝撃的なことを知るのでした。
慌ててトイレに向かうと、ピッキングとパスコードが必要で、断末魔のような叫び声をあげる太陽。
夜桜の生活の中で、敏捷性や精密性、基礎体力を鍛えられていきます。
一週間目には、射撃力・危機回避力もこなしていくのでした。
そして、三週間目になると廊下や階段のトラップは難なくやり過ごせるように。
しかし、トイレのドアはいまだに苦手なようです。
嫌五が向かうと「太陽!?おいどうした しっかりしろよ! 太陽!!」と倒れている太陽に呼びかけます。
異常な成果の影
倒れた太陽は、七悪の部屋で横になっていました。
過労からくる熱が出たと診断する七悪。
「だから言ったろう常人があたしらのレベルについてくるのは無理なんだ」「とりあえずしっかり休めな」と太陽に、夜桜との違いを思い知らせる二刃でした。
まだできると弱弱しく主張するも、太陽の腕もつまみ、「この体でかい?」と体を覆っていた特殊な皮膚をはがします。
傷だらけの体が露わになり、「こんなやり方続けてたら いくつ命があっても足りやしない」「最初から気付いてたよ 異常な成果の影には異常な手段が必ずあるんだ」と忠告する二刃。
気づいていたのは太陽のことだけでなく、辛三・四怨・嫌五・七悪の4人が協力していたことにもでした。
傷を隠していたのは、嫌五の擬皮技術です。
この場に居合わせている七悪に、「七悪 あんたともあろう男がこんな自殺行為に手を貸すとは残念だよ」と注意します。
謝る七悪の声を聞いて、「み皆は悪くないんです・・」「皆止めたんだけど・・俺が強くお願いしたから・・」「一日も早く・・六美を守れる男になりたいって・・!」とあくまで自分の責任を強調する太陽。
すると、ため息をついた二刃が「馬鹿だね」と前話の六美と同じチョップを見舞います。
くらった太陽は思わず、「姉妹でおそろいチョップ!!」とツッコミを入れるのでした。
再び同じ過ちをしかねない太陽に、「そんなに六美を守りたきゃ まず自分を守ることから始めな」「自分すら大事にできない奴に誰かを大事になんかできやしないさ」と言い聞かせます。
今回のような近道をせず、耐えることも訓練と説き、昔使っていた暗号解読の本を置いていく二刃。
部屋を後にした二刃は、「フフ・・甘いのはあたしだったねえ」と太陽を見誤っていたと認めます。
<あの子を支えているのは才能や努力なんて生易しいものじゃない 『気持ち』だ><狂気にも近い六美への愛>
<もしかしたら太陽はあたしが思う以上に六美を守る存在なのかもしれない>と気持ちの強さを感じていました。
夜桜の一員として
そして、一か月目。
ついに、苦手だったトイレの鍵を開ける太陽。
「すっげええええ!!とうとうトイレのドアもクリアしたあああ!!」と太陽を胴上げする兄妹たち。
その瞬間、太陽の指輪が光り、夜桜の一員として認められたのです。
こうして夜桜式の訓練が始まるのですが、「じゃあまず この100kgTシャツに着がえてもらおうか」と地獄の日常が加速していくのでした。
作戦3のネタバレは、こうでした。
- 強くなりたい太陽
- 命がけの生活が始まる
- 異常な成果の影
- 夜桜の一員として
『夜桜さんちの大作戦』作戦3「気持ち」の感想
強くなりたいという想いだけで、屋敷のトラップをこなしていける太陽って何者?と思ってしまいましたね。
実はとんでもない才能の持ち主かもしれません。
そうなると、太陽の親もスパイで、事故死はカモフラージュだったとか。
深読みもできますが、単純に夜桜の人間のレベルに近づかないと、スパイどころじゃないんでしょうね。
だとしても、50キロや100キロのTシャツって無理あるよなぁ。
平然としてる太陽が少し怖いですよ。
今回、二刃が3歳から訓練していたと明らかになりましたが、親が鍛えさせたのでしょうか?
夜桜の親に関しては、全く触れられていないことを考えても、ワケありな存在なのかもしれませんね。
敵か味方かはともかく、めちゃくちゃクセのあるキャラなんだろうなぁ、男塾の塾長みたいな。
あと、太陽も凶一郎的な狂気めいた愛を持っていたんですね。
愛は勝つ・・のでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次のネタバレは、こちらです。
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