週刊少年ジャンプ連載『ジップマン!!』第9話のネタバレと感想・考察を書きました。
女戦士の次に現れたのは魔物を操るマモノ使い。
生徒たちを魔物に取り込み、衝撃で爆発するとジップマンを脅す外道な戦いを展開する。
最終的に女戦士のジッパーでランスを放ち、マモノ使いのジッパーを破壊して勝利。
戦いを勇者と見物していたドラゴンは、ジップマンの弱点を見つけたと豪語するのだった。
続きは『ジップマン!!』第9話のネタバレをご覧ください。
前回・第8話についてはこちらからどうぞ。
『ジップマン!!』第9話のネタバレ
『ジップマン!!』第9話、
「封印の鏡」のネタバレです。
ジップマンの真実に気付くドラさん
マモノ使いを倒したジップマンが次に進んだステージは、ドラさんのいる森でした。
やってきたジップマンに、
「よくぞ3階まで辿り着いたのお」
「だが儂は下の間抜け二人とは訳が違う」
と空中に浮かびながら小物感をほとばしらせてしまいます。
続けて、
「いくら貴様が巧妙に隠そうがまったくの徒労」
「儂の全てを見通す目は既に見抜いていしまったぞ・・?」
「そう・・貴様の"弱点(しんじつ)"をのお・・!!」
と得意げに語るドラさん。
新必殺技と瞬殺されるドラさん
ドラさんが話した内容よりも、喋っていること自体を気にする鉄芽。
全くと言っていいほど気にも留めていないジップマンの2人は、
「それじゃあ・・鋼志郎の考えたアレ・・やろう」
「ああ・・確かにアイツにはピッタリだ」
と新しい攻撃を試そうとします。
迎え撃つドラさんは余裕で勝てると思っているのか、
「悪いが手加減はせぬぞ?」
「さあ・・一方的な戦闘の始まり・・」
と仰々しいセリフを言い終える前に、宙に向けたジップマンの蹴りで遮られ、翼を切断されてしまいました。
「”キューティースラッシュ”!」
と技名を発する鉄芽。
ジップマンが蹴り上げた足には、以前戦った魔法少女のジッパーが装着されていました。
あっさり辿り着いたジップマンに驚く勇者
まさかドラさんが瞬殺されていると思っていない勇者は、
「ドラさんのあの余裕・・どんな弱点を見つけたんだろう~」
とジップマンの弱点に興味津々。
そのとき、最上階の壁をブチ破って勇者の前に現れるジップマン。
対峙する翼を身に着けたジップマンを見て、
「あの”能力形質(ジップフォーム)”って・・」
「あらら・・ドラさんもう負けっちゃったの・・!?」
と余裕をかましていたドラさんの敗北を認識する勇者。
「何だったんだよドラさん・・てかキミすごいね!」
「最速攻略にも程があるでしょ~」
とドラさんを瞬殺したことに驚いてみせますが、勇者に追い詰められた感じはありません。
魔法器物(マジックアイテム)「封印の鏡」
最上階まで辿り着かれてもお気楽な勇者に、
「無駄話は十分だ」
「さあ・・全て渡してもらおうか・・!」
と翼で飛びかかるジップマン。
ジップマンが問答無用すぎて、
「待って待ってまって!」
「そんな急に来られても心の準備がっっ・・」
と慌てますが、
「っつってね」
と不気味な笑みを浮かべる勇者。
そして、
「用意しといて良かった~コレ」
と 背後に潜ませていた仮面ライダーのベルトみたいな道具を取り出し、飛んでくるジップマンに 向けます。
「”魔法器物(マジックアイテム)””封印の鏡”!!!」
と呼ばれるアイテムが光を放ち、ジップマンの体を射抜くのでした。
封印される鋼志郎の魂
封印の鏡の光撃を受け、落下してしまうジップマン。
翼が解除されてしまいましたが、機体へのダメージはありません。
得体の知れない光について、
「何だったんだ今の”光”・・?」
「分析できるか鋼志郎!」
と敵を冷静に分析する鋼志郎にたずねる鉄芽。
しかし、なぜか鋼志郎の反応がありません。
異変を感じた鉄芽は、光の影響や通信の異常を呼びかけるも鋼志郎の沈黙は続きます。
悪い予感がする鉄芽に、
「ははは!封印完了!」
と勇者の高笑いが聞こえました。
封印の鏡が発した光によって、ジップマンに転移した鋼志郎の魂を抜き取ってしまったのです。
ジップマンに中身がいるとバレてしまう
鋼志郎の魂を封印した勇者は、
「抜いた魂は”会長(チェアマン)”に送りなさい・・と」
「まあどーせすぐ消滅(デリート)されちゃうんだろうけど」
と封印の鏡に付いていたジッパーを会長に送る装置に置きます。
魂を抜いてもなお動くジップマンの姿に、
「しかし魂を抜き取ったのにまだ動いてるって事はつまり・・」
「中身がいるって事か!」
と中身の存在に気付く勇者ですが、
「これは驚きだ・・!でも問題無~し」
と余裕の姿勢を崩さない勇者。
新たな勇者魔法「大獄炎(ジゴファイア)」
ジップマンの中身がいても問題ないのは、
「スーツを着てる人間の弱点はボクらが一番知ってるからね!!」
と弱点を心得ているためでした。
勇者魔法を放つ剣を抜き、
「勇者魔法・・"大獄炎(ジゴファイア)"」
と最上階の間を覆い尽くすほど炎をジップマンに放ちます。
「きぐるみ着て一番辛いのは熱さなんだよね~っ」
「防御力と引き換えにスーツの放熱性には若干の問題があるんだよ」
「普通の炎ならともかく”大獄炎”の炎は鉄をも溶かす一千度・・外は耐えても中身が耐えられないでしょ~」
とスーツの弱点を突き、中身の鉄芽を始末しようとする勇者。
勇者の言葉通り、ジップマンは一千度の炎に耐えられず倒れてしまいました。
魔王と勇者の戦いが始まる
炎の中に崩れ落ちたジップマンを見て、
「これにて”001(ジャックマン)”退治終了!!」
と戦いの終わりを確信する勇者。
倒したジップマンに背を向け、捕らえている千奈をどうこうしようと言い出します。
そんなゲスい言葉に反応したのか、
「約束忘れてないよな」
と炎の海から舞い上がるジップマン。
勇者が再び目にしたジップマンの姿は、持っているジッパー全てを融合した”能力形質全融合(ジップフォームクアッドフュージョン)”でした。
禍々しさをはらんだジップマンの中から、
「おまえを壊す全てをよこせ」
と鬼気迫る表情の鉄芽。
正義の味方らしからぬ様子に、
「っ・・怖~」
「モロ魔王じゃん」
と揶揄する勇者。
魔王化したジップマンと邪悪な勇者の戦いが始まるのでした。
第10話に続きます。
『ジップマン!!』第9話の感想・考察
ジップマンの弱点に気付いたドラさんは、瞬殺される雑魚キャラにすぎませんでしたね。
弱点(しんじつ)と言ったことから、ジップマンの中身がいるとわかったのかもしれません。
しかし、弱点を見抜いた優越感が油断を招いてしまったのでしょう。
では、まともに戦えていた場合、ドラさんの言う一方的な展開になり得たのか。
ドラさんは空中からの攻撃を仕掛けると思われますが、キューティスラッシュを使うと決めていたので、遅かれ早かれ翼を切断されて敗北すると考えられます。
飛べなくても戦えるドラゴンではなかったということですね。
女戦士やケモノ使いのようなマヌケではないと言ってましたけど、機体性能に頼り切っていた点では女戦士より強いか怪しい気がします。
最上階に辿り着いたジップマンの背中には、ドラさんのジッパーによる翼が装着されていました。
飛行するだけの能力なのか、翼を使った攻撃ができるのか気になるところ。
そして、封印されてしまった鋼志郎の魂!
いつかこんなピンチがやってくるかもしれないと思っていましたが、会長に送られてしまっていたらアウトではないでしょうか。
自分たちに敵対する魂を消さない理由なんてありませんからね。
勇者を倒し、千奈を救った次は鋼志郎の魂を会長から奪還する戦いが始まるのかなと。
ただ、今回の『ジップマン!!』はジャンプの掲載順が最後だったから、「俺達の戦いは終わっていない!」的なラストになってしまうかもしれません。
打ち切りが少しチラついてしまいましたが、まずは勃発した魔王と勇者の戦いの行方に注目しましょう。
ジップマンの真の力が見られるかなと期待してます。
もちろん、勇者だって簡単に倒されてはくれないし、まだ見せていない切り札も出してくるはず。
真の勇者の装備、ドラクエのロトや天空的な装備にチェンジしたら面白いかなと考えてます。
次回も掲載順が最後でありませんように。
ここから『ジップマン!!』第9話のネタバレになります。あらかじめご了承ください。